【質問答えます】私は移民でアジア人で女性なので、マイノリティについてのツイートにとても興味を持ちました。 NYのテック業界で、移民は何を強みにするとより採用される可能性が上がりますか?

質問者Jさん「いつもツイートで勉強させていただいてます。私は移民でアジア人で女性なので、マイノリティについてのツイートにとても興味を持ちました。 移民である(英語ネイティブではないという意味も含めて)ということは、NYのテック業界で採用される可能性は他の人たちよりも低いですか? 何を強みにするとより採用される可能性が高くなると思われますか? よろしくお願いします!」

大きく分けてポイントは3つあります

僕「質問ありがとうございます。移民でアジア人で女性ということで何を強みにするとNYのテック業界で採用されるかとのことですね。まず、大きく分けてポイントは3つあります。

1.移民でアジア人で女性
2.英語ネイティブではない
3.NYのテック業界

まず、

自分が目指すロールモデルを見つけられれば大きな励み

1.移民でアジア人で女性とのことですが、そうですね、ニューヨークとて、エンジニアリング業界はまだまだ女性の進出が十分ではありません。ただし、ITとかWebサービス系のテック企業では、アジア人も多いですし、Webデザイナーやフォトグラファーから入ってきたアート系は女性も多いです。その辺の職種から入るのも手かもしれません。 金融系のバックオフィスも多いですよ。 自分が目指すロールモデルを比較的簡単に見つけられれば、それだけで大きな励みになります。保険業や不動産業でどれだけエンジニアが活躍できるのか未知数ですが、いずれにしても、移民もアジア人も女性も沢山NYで働いています。なので、一度、移民・アジア人・女性ということを忘れてどういう仕事をしたいかということにまず集中すべきだと思います。もし僕が、移民・アジア人・女性をいったん忘れて客観的に考えたいのなら、その真逆、アメリカ生まれ・アジアじゃない人種・男性だとすればどのようにキャリアを構築していくかという目線で自分の将来を考えてみますよ。


自分のコミュニケーションスキルを英語だけに頼る?

2.英語ネイティブではない、のだとすればサバイブするためのストラテジーを持ちたいところです。自分のコミュニケーションスキルを活かすために、英語だけに頼るのではなく、専門性の高さで勝負するのをお勧めします。極端に言えば

  • しゃべる仕事のアナウンサーやキャスターを目指すのではなく、機材の専門家とか、レコーディング・エンジニアなど、
  • 法廷弁護士ではなく、科学捜査官など、
  • テック系でもセールス・マーケティングではなくプログラマーやエンジニアなど、

を選んでみてもいいかもしれません。これも先のポイントと同じように、逆に自分がもし英語ネイティブだったら何をしたいという目線で考えてみてもいいかもしれません。

任されるプロジェクトを遂行するためのスキル や就労ビザ

3.NYのテック業界、についてですが、上記の移民・アジア人・女性だからとか英語ネイティブじゃないとかというよりもむしろ、任されるプロジェクトを遂行するためのスキルがあるかとか、就労ビザがちゃんとあるかとか、の方が採用・不採用を決める要素となるのではないかと思います。企業側はアジア人・女性など人種・性別を理由に不採用にはできないので、イ)移民として働くビザ・永住権と、ロ)英語での職務遂行上必要とされるインターパーソナルスキルやコミュニケーションスキル、この二つに焦点を当てて強みを作ることをお勧めします。

海外転職・移住って大変ですよね。応援しています。

マサトナカムラ 」

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